iGEMって?

 iGEM財団は合成生物学・教育・競争の向上と、幅広い交流の機会と協同の発展に従事する独立非営利団体です。iGEMの主なプログラムは、“iGEM Competition”と呼ばれているものです。これは医療、食料、環境などの分野において、世界が直面している問題の解決方法を、合成生物学の助けを借りて見つけていくという大会です。しばしば「生物版ロボコン」といわれます。参加資格は原則学部生で,専攻分野は問われていません。秋ごろに行われる”giant jamboree”に向けて、各チーム切磋琢磨しています。

 

 そもそもiGEMというのはInternational Genetically Engineered Machineの略称です。iGEMは2003年1月にマサチューセッツ工科大学(MIT)の独立した学習コースとして始まりました。このコースは、2004年に5チームで構成される夏の大会となり、2005年には13チームにまで増えました。2019年には353チームに拡大し、40か国以上に達しました。この波に乗り、私たち九州大学もプロジェクトを立ち上げて参加しようとしています。このコンテストは元々、大学生を対象としていたものでしたが、現在では大学院生や高校生も参加するようになっています。