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形質転換!?

どうも、本屋敷です。

高校生物選択の方、形質転換という言葉を聞いて何をイメージされるでしょうか。

・・・そうですね、グリフィスの研究ですね。

肺炎双球菌におけるS型の屍骸と、R型を一緒においてあげると、R型がS型に変化する有名な研究です。形質転換という言葉はiGEMで行われる合成生物学でも使われる言葉なんです。

そもそも形質転換という言葉の意味は、外から遺伝子を導入することで導入されたものの形質が変換されるということです。そのため、遺伝子導入を意図的に行うgenome editingも立派な形質転換なんですね。(ということで、一応本屋敷は理解しています。)

そのため、プラスミドをベクターとして遺伝子を導入する作業のことを私たちは形質転換と呼んでいます。正直、肺炎双球菌のイメージが強かったときはこの言葉に違和感がありましたが、今はもう慣れました。

 今回、お伝えしたいのは受験の時「グリフィス→形質転換」みたいな感じで暗記するのはもちろん有効なんですけど、それはどのような現象を広義で使っているのかそれとも特異的な言葉なのかみたいな言葉も含めてしっかり考えるといいかもしれませんね。